希望のダイヤル
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 3分間のわかりやすい聖書のお話し。24時間いつでも聞けます。 
  (毎週月曜日更新)

2024.4.15
テーマ<失敗さえも・・・>  


   「あなたはこれを発明するまでに、1万回もの失敗をしたそうですね」と
  言われたトーマス・エジソンは、こう答えたそうです。「私は失敗などし
  ていません。 うまくいかない1万個の方法を見つけたのです。」
     
                 
  どんなに注意深くしていても、どんなに賢く生きていても、人は失敗をす
  るのではないでしょうか。問題は、失敗した後です。どういう態度でそれ
  に向き合うかです。「失敗」になってしまった原因に気づいたのですから、
  気づかされたのですから、それを次に役立てることはできることです。
  落ち込んでしまい、すべてがダメだと思ってしまうことなど決してないの
  です。聖書の中には、成功した人物よりも、失敗した人物の方が圧倒的
  に多くでてきます。否、人生の成功者などという表現は聖書にはなく、そ
  れは「神さまの祝福を豊かに受けた」「神さまの目にかなう人生だった」
  ということであり、そういう人々も、実は数多くの失敗をしていたのです。
       
    
  
伝道者パウロは、神の大きな愛に感動し、こう書き送っています。
  「
神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された
  人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、
  私たちは知っています
。」 ローマ8:28 
  パウロにも失敗はあり、苦難・苦しみはたくさんありました。失敗や苦し
  みさえも益に変えられる!神さまがそうしてくださる 何と励まされるこ
  とばでしょうか。神さまからの励ましをいつもいただいていたいですね。
        
神さまの祝福が豊かにありますように




2024.4.8
テーマ<新しい人生>  


   激しく揺れ動く世界(情勢)です。地震とその被災においても心痛める
  ことは多いです。そして、異常気象も多く、気圧の変化で体調を崩され
  ている方が私の周りにもおられます。心と身体が共に健やかにとはいつ
  も願うことです。
     
                 
  今回は新約聖書に登場する一人の人を紹介します。生きていた時代はイ
  エスさまと同じ時代です。イエスさまと初めて出会って、その日に新し
  い人生を始めた人です。彼の職業・立場・財産について情報が提供され
  ます。「
彼は取税人のかしらで、金持ちであった」と。彼の財産は、彼
  の生活に潤いを与えていたでしょう。でも、心までも豊かに潤すことは
  なかったようです。否、むしろ、心は寂しく、孤独で、満たされていま
  せんでした。人生変えたいと思っていたようです。定期的にお金は入っ
  てきます。でも反比例するように心はすさんでしまっていました。そん
  な時なのです。彼の住んでいた町にイエスさまが来られたのです。彼は
  イエスさまを一目でも見ようと出かけました。人垣で見えないので、
  木に登ってイエスさまを見ようとしたのです。そして、彼に予想だにし
  ていなかったことばをかけられます。「
ザアカイ、急いで降りて来なさ
  い。今日、あなたの家に泊まることにしているから
」その晩は、ザアカ
  イにとって人生を変える時となったのです。
  ザアカイの心の変化を見て取ったイエスさまは彼に言われました。
  「
きょう、救いがこの家に来ました」これは、ザアカイの人生が、決定
  的に変わったことを示していると思います。(ルカの福音書19章
       
    
  
この4月、新しい生活に入られた人がおられるでしょう。イエスさまに
  よって変えられた人、あなたの周りにおられますか。私はその一人です。
  イエスさまは新しい心を作ってくださいます。
        
  幸いな出会いがありますように



2024.4.1
テーマ<2024 聖会>  


   福音伝道教団聖会が3月29日(金)~31日()に開催されました。コロ
  ナ以前には、二泊三日、その前には三泊四日で、毎年当たり前のように
  開催され続けてきました。コロナ下においては、開催中止やYouTube配信
  ということで対応してきました。昨年は一泊二日で開催し、今年は二泊三
  日で開催されました。私は今年は一泊二日で参加いたしました。
     
                 
  今回は、初めてのことなのですが、最後の礼拝がライブ配信となりました。
  その最大の理由は、最終日の礼拝が今年の「イースター礼拝」と重なると
  いうことでした。
  羽生キリスト教会もライブ配信される聖会からの礼拝に合流したいという
  ことから、私が一泊のみの参加で、日曜日は教会にいることになりました。
  私たちの教団は「聖会」を大切にしてきました。私もその伝統を受け継が
  せていただいています。聖会でたくさんのことを学び、教えられ、取り扱
  われ、神の慈しみと恵みを深く覚えさせていただきました。人生の分岐点
  ともなる献身の表明も聖会の中で行いました。
  講壇に2つのみことばが掲げられました。「
イエスご自身が近づいて来
  て、彼らとともに歩き始められた
ルカ24:15聖書を説き明かして
  くださる間、私たちの心は内で燃えていたではないか
ルカ24:32 
  これらは「イースター礼拝」での聖書箇所でした。
       
    
  
聖会は聖書が説き明かされます。聖会に限らないことですが、みことばを
  聞いたり、読んだりする時に、少しでも燃やされたく願う者です。でも、
  時には「燃えている」自分を実感できればと願います。聖会はその時にな
  るのです。羽生キリスト教会から参加された兄姉方から「燃やされました」
  との声が聞こえてきました。
  
    幸いな聖会の背後にたくさんの祈りがありました



2024.3.25
テーマ<聖会を待ち望みつつ>  


  今週は受難週です。29日(金)は受難日、31日()はイエスさまがよ
  みがえられた復活の日です。今年は、福音伝道教団の聖会の開催日と重な
  りました。コロナの影響で集まることができなかった聖会も、昨年は一泊
  二日で開催されました。今年は二泊三日で開催されます。
       
                 
  会場は群馬県伊香保温泉ホテル天坊です。しばらく前から使用させていた
  だいている会場です。今年のタイトルは「近づいてくださる主」とつけら
  れました。テーマは「目が開かれ、喜びに生きる」です。聖会主講師は
  イムマヌエル綜合伝道団の竿代照夫牧師です。最後の日の礼拝を含めて
  4回の集会でメッセージをしてくださいます。
  教団内の牧師も運営委員長を初め、4名が講壇に立たれてメッセージを
  取り継いでくださいます。教団諸教会から何人の兄姉方が聖会に参加さ
  れるでしょうか。日帰りで参加される方々もおられますが、暖かい春の
  日となって、参加者全員がみことばによって大いに恵まれ、励まされます
  ように、再会や新しい出会いによっても大きな喜びが与えられるようにと
  願っています。羽生キリスト教会からも3名の兄姉方が宿泊参加されます。
  大いに恵まれ、その恵みが教会全体にもたらされるようにと願っています。
          
 
  
目が開かれ」ということばで、思い出される聖書箇所があります。
  「
そして彼らと食卓に着くと、イエスはパンを取って神をほめたたえ、
  裂いて彼らに渡された。すると彼らの目が開かれ、イエスだと分かっ
  たが、その姿は見えなくなった。二人は話し合った。
道々お話しくだ
  さる間、私たちに聖書を説き明かしてくださる間、私たちの心は内で
  燃えていたではないか。
』」
 ルカ24:30-32 
  エマオ途上で復活の主イエスが2人の弟子たちに現れたシーンです。

 
31日は「イースター」です。すべてのイースター礼拝の祝福を祈ります。



2024.3.18
テーマ<聖書学院卒業式>  


   3月12日火曜日午後、私たちの教会が所属している福音伝道教団の聖書
  学院の卒業式が行われました。私も教会の2人の兄弟と共に出席させてい
  ただきました。2名の卒業生をお祝いするために37名が集まりました。
  コロナ以降、最も多くの人が聖書学院に集まったとのことでした。
       
                   
  第一部は記念礼拝でした。学院委員長が「主イエスの派遣」という題で、
  優しい語りかけの中にも力強く奨励をされました。マタイの福音書の最後
  がテキストでした。 「
イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。
  『わたしには天においても地においても、すべての権威が与えられて
  います。ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子とし
  なさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、 わたしが
  あなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。
  見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。
』」
  卒業式は派遣式でもあります。遣わされた場所で、3年間学んだこと、身
  についたことが活かされて、大いに用いられることを卒業生は勿論だと思
  いますが、列席者も願われたことと思います。
          
 
  
外は小雨が降っていたこともあり、教室で記念集合写真を撮った後、感謝
  会が行われました。卒業生のために集まった方々が、それぞれの思いをこ
  とばにしました。そこにはよく頑張ったことへの労いや、感謝や励ましの
  ことば、さまざまでしたが、終始和やかな明るい雰囲気で時間が共有され
  ました。現場ならではのご苦労があったことと思いますが、卒業生も学院
  長ご夫妻も、神さまの恵みと折りにかなった助けを経験されることは少な
  くなかったと思います。
     
寒い日でしたが、心温まって学院校舎を後にしました




2024.3.11
テーマ<相談相手、助言者であるバイブルナビ>  


   私の持っている聖書の中で、一番大きく重い聖書は、新改訳解説・適用付
  「BIBLE navi」 という名前の聖書です。使用開始は2012年3月で
  す。5年間程使い、今は、2017年に発売された「聖書 新改訳2017」
  を主に使用しています。新改訳2017に対応した「BIBLE navi」
  も出版され、妻はそれを活用して聖書の勉強に役立てています。
                                 
  「navi」 というのはナビゲーターやナビゲーションの略語でしょう。
  ナビゲーターは、①航海士②自動車のラリーで速度や方向を指示する同乗
  者です。ナビゲーションは、①航海術・航空術②経路誘導、自動車のラリ
  ーでナビゲーターが速度・位置・進路の状況を知らせることです。ナビゲ
  ーターやナビゲーションはとても重要な役割を担っています。
  あなたの人生には「良いナビ」がありますか。ナビゲーターはおられるで
  しょうか。私にとっては聖書こそが人生のナビゲーション、イエスさまが
  ナビゲーターとなってくださいます。 「バイブルナビ」です。    
  旧約聖書の詩篇の中にこんなみことばがあります。
  「あなたのさとしこそ 私の喜び 私の助言者です。」(2017)
  「まことに、あなたのさとしこそ、私の相談相手です。」(第3版) 
                       詩篇119:24
 
  
  
 
  
「あなた」とは、聖書の中にご自身を示しておられる神さまです。
  「さとし」とは、教えとか戒めとかの意味です。聖書を神のことばと信じ
  る者にとって、聖書はまさに助言者・相談相手なのです。感謝です。
  あちこちで梅の花を見ます。桜の開花が楽しみです。

   
創造主によるデザインの見事さに感動できますよう



2024.3.4
テーマ<どんな境遇にあっても>  


   3月になりました。「卒業式」の話題やご案内も届いています。3月で一
  つの区切り、4月から新しい環境に入られる方々もおられることでしょう。
  環境や境遇は「生きる」ということに大きな関わりを持つものです。
                       
  イエス・キリストの使徒パウロは、囚われの身として軟禁されている状況
  で「ピリピ人への手紙」を執筆しました。窮乏を覚えていた時に、ピリピ
  教会からの贈り物が届けられたことへの感謝の気持ちを伝えたいとの思い
  で書き送ったものです。それと共に、伝道者として味わってきた様々な経
  験から学んだことの分かち合いもしています。
  「私は、どんな境遇にあっても満足することを学びました」 4:11 
  「ありとあらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています」 4:12 
  パウロの大胆さと逞しさを感じます。 
  その逞しさがなければ、ローマ帝国の中で、大胆に、イエス・キリスト
  の福音を伝えることはできなかったでしょう。その逞しさの秘訣は、
  「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです
    4:13   にみることができます。
。 
  
  
 
  
どんな時でも、パウロと共にいてくださり、決して見放したり、見捨てた
  りしないお方、強くしてくださるお方の存在と交わりです。そのお方は、
  主イエス・キリストです。秘訣を伝受されたピリピ教会の聖徒たちはどう
  思ったでしょうか。あなたはどう思われますか。

    様々な出来事の中に神さまの守りと助けがありますように 




2024.2.26
テーマ<幸福学~逆境の乗り越え方>  


  風は少し強いのですが、澄み切った青空に清々しさを感じます。マスクは
  常時携帯しながら、外していることが多くなりました。あなたはどうされ
  ておられますか。季節は進み二十四節気の「啓蟄」の候になります。
  いのちの躍動を感じ始めます。「いのちの理由(わけ)」という曲がシン
  ガーソングライターのさだまさしさんの楽曲の中にあります。
                 
  「私が生まれてきたわけは、父と母とに出会うため」という歌詞から始ま
  り「しあわせになるために、だれもが生きているんだよ」と歌い上げます。
  ある心理学者が言っています。「人類は大昔から『しあわせ』を考え続け
  てきたが、今は科学的な『幸福学』の研究が始まっている」 その研究
  の成果として発表されていることは、逆境の乗り越え方ということです。
  ❖先ず第一に、悲しみを受け入れること。悲しみも苦しみもすぐには去っ
  ていかないから、しっかりと悲しむこと。
  ❖第二は、幸せを数えること。しっかりと悲しんだ後で、残されている良
  いことを見つけること。(残されている良いことは実際には多くある)
  ❖第三に、人に親切にすること。悲しみと苦しみの経験は、人の役に立つ
  と信じること。 
  
     
   
  
イエスさまのことばを思い出します。
悲しむ者は幸いです。その人た
  ちは慰められるからです」 マタイ5:4 
  
決して無責任なことばではありません。何よりも人の悲しみを知り、慰め
  のことばを持っていたイエスさまのことばです。枯れているようにも見受
  けられた梅の木に可愛い花が咲きました。桜も今から楽しみです。

       
神さまの恵みと平安が豊かにありますように



2024.2.19
テーマ<蟻からの学び>  


   お元気でしょうか。私の父はもう少しで101歳の誕生日を迎えます。
  昨年は自宅で100歳の誕生会を祝うことができました。子どもたちも孫
  たちも集まりました。しかし、今年は自宅に戻ることができず、施設で
  誕生日を迎えます。子どもたちもそれぞれが父に会いに行き、そこで誕
  生日を祝います。父は主イエスにあって天国の希望を持っています

              
  旧約聖書の「箴言」には、小さな蟻から学ぶようにとの勧めがあります。
  「怠け者よ、蟻のところへ行け。そのやり方を見て、知恵を得よ。蟻
   には首領もつかさも支配者もいないが、夏のうちに食物を確保し、
   刈り入れ時に食糧を集める
。」 6:6~8、蟻は力のないものた
   ちだが、夏のうちに食糧を集める
」 30:25。
  2つの教訓があるように思います。一つは 勤勉さです。怠惰は戒めら
  れ勤勉さが勧められています。もう一つは、より強く勧められていると
  思いますが、備えることです。
  「備えあれば憂いなし」ということばもありますね。
 
       
   
  
あなたは何に対しての備えを考えますか。災害時の備えもあるでしょう。
  日々の生活の備えも考えるでしょう。“もしも”の時の備えとして「エン
  ディンノート」を書いている人の数は年々増えているそうです。父は、
  6年前に天に召された母に再会する希望をもっています。寂しさを感じ
  ることも多いと思いますが、創造主である神の愛と恵みを信じています。
  最期の日まで、希望に生かされる日々であることを願っています。
 
     神さまが知恵を豊かに与えてくださいますように



2024.2.12
テーマ<喜び・祈り・感謝>  


   二十四節気の「雨水」が近づきました。雪も溶けて、草木も芽吹き、
  春の訪れを感じることができます。歳を重ねるごとに、季節感を大切に
  している自分を覚えさせられます。また、祈りと祈りの大切さに気づい
  ている自分を発見します。聖書の中には「祈り」について「祈る人」に
  ついて書かれている箇所は少なくありません。

              
  祈りのことが言われている中で、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈り
  なさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。
テサロニケ5:16~18
  のみことばはよく知られています。ことばに出してみると、とてもリズ
  ム良く言うことができます。ここには、「祈り」のほか、前には「喜び」
  後ろには「感謝」が言われています。ある方が言われました。「このこ
  とばの中に、幸福になるカギがある」と。
  いつも喜んでいられるわけではないと知っていながら、敢えてそう勧め
  るのは、喜びを見つけるようにとのチャレンジでもあるかなと思います。
  祈りとは、神さまとの対話です。対話の中で、神さまに愛され、守られ
  ていることがわかり、それは感謝につながります。
 
       
   
  
現実に起こってくる出来事に、喜びの対応、祈りの応答、感謝の気持ち
  の表現、これがキリスト・イエスにあって神があなたがたに望んで
  おられることです
。」と続きます。人間は神に祈る者として造られてい
  ます。祈りを聞いてくださり良いものをくださる神に感謝します。

      神の恵みと平安が豊かにありますように 



2024.2.5
テーマ<神への祈り>  


  今は午前9時を少し過ぎましたが、外気温が5℃、曇り空です。気温は  
  これから下がって、雨・みぞれ・雪になるとの報道がなされています。
  天気・天候は心や身体に様々な影響を及ぼします。
              
  健全なる精神は健全なる身体に宿る」ということばがあります。
   これは、ローマの詩人ユベナリスの『風刺詩集』にある「大欲を抱かず、
  健康な身体に健全な精神が宿るように祈らなければならない」というこ
  とばの一部が訳され、広まったのが上記のことばだそうです。
  旧約聖書の箴言にはこんなことばがあります。
  「人の霊は病苦も忍ぶ。しかし、打ちひしがれた霊はだれが担えるだ
  ろうか。」 箴言18:14   
  これは、肉体的な苦痛以上に、精神的な心の痛みは耐え難いと言ってい
  るように思えます。私の周りにも、色々な病を抱えて毎日の生活を、し
  かも長期にわたってなされている方々が多くおられます。 
       
   
  
病床に伏していても、心はとても健康な人もいます。身体には異常はな
  くても心を病んでいて辛い毎日を過ごしている方もいます。
  心も身体も健康なのが当たり前だと考えるのではなく、身体も心も不健
  康になってしまう私だと理解して、私のすべてをご存知の神さまに「強
  めてください」と祈ることが大切なのではないでしょうか。「どうか御
  父が、その栄光の豊かさにしたがって、内なる人に働く御霊により、
  力をもってあなたがたを強めてくださいますように。
」エペソ3:16  
       神の守りと励ましが豊かにありますように




2024.1.22 テーマ<天国の鍵を持つお方>  


  羽生キリスト教会と牧師住居は程良い距離にあります。朝、家族はまだ
  寝ている時に、私は教会へ向かいます。鍵とLEDライトとストップウオ
  ッチを持って。今の季節はまだ暗い道を歩きます。一度、鍵を忘れてし
  まい、教会に入れなくて困ったことがありました。鍵は小さなものです
  が、壁一枚隔てた建物の中に入ることはできません。
      
                    
  新約聖書の中で、イエスさまのことを示していることばに「聖なる方、
  真実な方、ダビデの鍵を持っている方
ヨハネの黙示録3:7 があり
  ます。「ダビデの鍵」とは、かつてダビデ王が住み、王宮があり、神殿が
  建てられるエルサレムの町の鍵ではなく「天のエルサレムの鍵」すなわち
  「天国の鍵」という意味だと思います。以前、息子が鍵をなくしてしまい
  「鍵屋」さんに来てもらい、問題を解決してもらったことがありました。
        
 
     
  
イエスさまは言われました。「わたしが道であり、真理であり、いのち
  なのです
」 ヨハネ14:6 
  天国の鍵はイエスさま以外に誰一人も持っていません。イエスさまは
  天国の扉を開くだけではありません。私たちの地上の歩みに同伴してく
  ださるのです。それは天国まで続くのです。
  大寒が過ぎ、立春に向かって季節は進んでいます。教会から家に帰る道
  朝陽を見ます。季節があることの恵みを覚えます。
     創造主なる神さまの祝福が豊かにありますように




2024.1.15 テーマ<教団成人式>  


  先週の月曜日は「成人の日」で、私たち羽生キリスト教会が所属している
  福音伝道教団では「成人式」が行われました。群馬県の太田キリスト教会
  を会場にして行われました。コロナの影響があって、4年間は様々な制限
  があり、出席者も限られていましたが、今回は希望者の出席が許され、私
  も出席しました。お祝いされる新成人の出席は5名でしたが、ご家族や所
  属教会の方々、お祝いのために多くの方々が集まりました。      
                    
  集会は第一部として記念礼拝がささげられました。集まった者たちが、神
  を賛美し、神のことばである聖書からのメッセージを聴きました。聖書学
  院長がメッセンジャーをされ、箴言のみことばとご自身の証しを交えなが
  ら語ってくださいました。以下、引用された箴言のみことばです。
   「
人の道は主の御目の前にあり、主はその道筋のすべてに心を向けて
  くださる。
5:21   人は心に計画を持つ。しかし、舌への答
  えは主から来る。人には自分の行いがみな純粋に見える。しかし、主は
  人の霊の値打ちを量られる。あなたのわざを主にゆだねよ。そうすれば、
  あなたの計画は堅く立つ。
」 16:1-3                 
 
     
  小休止の後、新成人を祝う会が行われました。実行委員の方々が愛をもっ
  て準備くださり、和やかな、あたたかな雰囲気で新成人の方々をみんなで
  祝うことができました。これから新成人となる方々もおられましたが、多
  くはすでに成人式を通過された方々、私も含めて自分の成人式のことを思
  い出したのではないでしょうか。 

    若い日に創造者を覚えられる幸いをいただけますように




2024.1.8 テーマ<苦しみからの学び>  


  希望のダイヤル」が始まって15年になりました。継続できることを感謝
  しています。「希望のダイヤル」では、私の経験したことなども話題にさ
  せていただいています。
忘れることができません。一昨年の1月6日夜
  私は凍結した道路で、自転車から転倒して左脚・膝蓋骨(しつがいこ
  つ)骨折の怪我をしました。帰宅する直前でした。 
 
                 
  骨折とわかったのは、翌日に整形外科に受診、レントゲン撮影後に医師か
  ら言われたことばからでした。すぐにギプスで固定され、8週間のギプス
  生活を宣告され、その時点から生活が大きく変わりました。それまでは
  当たり前のようにできていたことができなくなってしまいました。数分で
  できていたことが何倍も時間を要していくようになりました。松葉杖と車
  椅子を十分に活用させていただきました。車椅子は教会にありました。
  松葉杖は整形外科で貸してくださり、大いに助かりました。自転車に乗
  れるようになった時の喜び、感謝、感動も忘れません。歩行ができるよう
  になってからは、できるだけ歩いて生活しました。脚の筋力をつけるため
  でした。怪我から丁度、2年が経ちました。怪我の前に「変形膝関節症」
  の診断を受けていましたから骨折は完治したとしても、「変形膝関節症」
  は中々治らない現実もあります。
                 
 
       
  怪我からずっと身近に感じていたみことばがあります。苦しみにあった
  ことは私にとって幸いでした。それにより私はあなたのおきてを学びま
  した
。」 詩篇119:71
  怪我とリハビリ生活の中で、生活面での注意深さと困っている方に手を差
  し伸べる大切さを学ばせていただき、今もその気持ちは続いています。
  まだまだ寒さが続くでしょう。  

    神さまのお守りを願い、注意深い生活を心掛けましょう




2024.1.1 テーマ<失望せずに、あきらめずに>  


  西暦(AD)2023年は過ぎし年となり、AD2024年が始まりました。
  今日は元日です。羽生キリスト教会ではいつもの礼拝の時間と同じ時間に
  元日礼拝を献げました。いつもの日曜日の礼拝よりも礼拝時間は短い時間
  でしたが、意味ある意義ある時間でした。 
         
  今年最初の「希望のダイヤル」では、元日礼拝で開かせていただいた聖書
  箇所の中、2節だけ読みたいと思います。「聖書」も文脈をとても大切に
  します。ここはイエス・キリストを信じている者のふさわしい生き方に関
  して言われている箇所です。
  「
それぞれ自分の行いを吟味しなさい。」ガラテヤ6:4
  【新改訳改訂第3版】では「
おのおの自分の行いをよく調べてみなさい。」
  
他人の行動の評価をしやすい自分がいることを、私は知っています。結構
  厳しく見てしまいます。この手紙の著者パウロは、私のような人間が少な
  くないことを知ってでしょうか、先ず自分自身の行動をよくよく見てみよ
  うと言います。その結果として、「
そうすれば、自分にだけは誇ることが
  できても、ほかの人には誇ることができなくなるでしょう
」と書きました。
  幸いな人間関係の秘訣でしょう。
  「
失望せずに善を行いましょう。あきらめずに続ければ、時が来て刈り取
  ることになります
。」【新改訳改訂第3版】では「善を行うのに飽いて
  はいけません。」とあります。

  
積極的に善を行うことの勧めです。善を行うことは、それを受ける者も、
  行う自分も「益」になると思います。それが習慣となり、心掛けることを
  意識しなくても、当たり前にできるようになれればと願います。

 
        
 
 神が定めてくださる時期、どのような祝福をいただけるか、楽しみにでき
  ますように。
2024年、どのような年になるか、どのような年にさせて
  いくか。周囲の方々と共に神の恩寵を覚えさせていただきましょう。
      
神の祝福が豊かにありますように



2023.12.25 テーマ<2023年最後の一週間>  


  クリスマスの諸集会も終わり、最後の一週間になりました。次回の「希望
  のダイヤル」の録音やHPの更新日は2024年となります。新しい年の最初
  の日に、私たちは元日礼拝を行います。私たちの教会は以前からずっと、
  元日礼拝を行ってきました。創造主であり、いのちを与えてくださってい
  る神さまを礼拝することは大切なこと、意味あると思うからです。.
    
  元日礼拝では、新聖歌にある「朝 静かに」を賛美します。その歌詞がとて
  も素晴らしいのです。瞬きの詩人と言われた水野源三さんが作られたもの
  です。元々、歌うことを目的に作られたものではなく、素晴らしい詩に感
  動し、曲が付けられたものです。      
   
1 朝 静かに この一日の み恵みを祈りおれば
     わが心に あふれくる 主イエスにある 安らぎ
   2 朝 静かに 霊の糧なる み恵みを学びおれば
     わが心に あふれくる 主イエスにある 望み
   3 朝 静かに 新しい日を 給う神たたえおれば
     わが心に あふれくる 主イエスにある 喜び

  
        
 
 私は朝型の人間です。今は暗い中に教会に行きます。自宅に戻る頃、朝明
  けの美しさを見ることができます。神の恵みを思い、祈り、賛美の時にな
  ります。2024年も「ホームページ」「希望のダイヤル」共々にお世話
  になります。あなたにとりまして、主イエスにある平安、希望、喜びが、
  ますます実感できる一年となりますように。
      神の祝福が豊かにありますように




2023.12.18 テーマ<クリスマスに向かって>  


  イギリスの作家、チャールズ・ディケンズが書いた「クリスマス・キャロ
  ル」は、クリスマスシーズンに思い出されたり、読まれたりする本ですね。
  1843年発行以来、世界中で多くの人たちに読まれてきました。
         
  主人公のスクルージは人情のかけらもない、けちん坊の守銭奴。家族もな
  く、従業員にも不親切で冷たく、慈善の募金をお願いしに来た人たちをも
  邪険に追い返すような人でした。みんながクリスマスをお祝いしようとし
  ているのに、彼はクリスマスに何の関心もなく、金儲けだけしか考えてい
  ませんでした。そんなスクルージがクリスマスイブに不思議な体験をしま
  す。彼は過去にタイムスリップさせられ、過去の姿を見せられ、現在の姿
  と人々の彼への思いを目の当たりに見せられ、最後には未来の姿も見せら
  れます。いたたまれなくなった彼は叫びます。「これは変えることのでき
  ない私の運命でしょうか? 可能性の一つでしょうか?」
  彼は変わらなければならない、という思いを持ち、やがて彼は変わって
  (変えられて)いきます。彼の心に思いやりや温かさが生まれてきます。
  クリスマスを心から喜ぶ人になります。
  
        
 
 チャールズ・ディケンズが「クリスマス・キャロル」を書いたのは、彼が
  愛と平和の神を知っていたからです。また、神は人を造り変えてくださる
  と信じていたからです。
  24日(
)は全世界でクリスマス礼拝がささげられます。お近くの教会
  のクリスマス礼拝にご出席なさいませんか。
    
今年のクリスマス、神の愛に触れられますように



2023.12.11 テーマ<クリスマスに向かって>  


  救い主の到来に関することは、旧約時代の預言者によって民に告げらまし
  た。預言者は神からのことばを預かって語るのですから、その精度は100
  %です。ミカという預言者は、救い主の誕生の地は「ベツレヘム」と預言
  しました。700年後にその通りになりました。700年後という時間の長さ
  にも驚きますが、神が語られることは必ずその通りになります。
      
  救い主の母に選ばれたマリアとその許婚(いいなずけ)ヨセフは、ベツレヘ
  ムから遠いナザレという町に住んでいました。ベツレヘムは二人にとって
  は生活の場ではありませんでした。ところが神は、こんな方法をとって、
  二人をベツレヘムに導かれたのです。
  「
そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥス
  から出た。・・人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行っ
  た。ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったのでガリラヤの町ナ
  ザレから、ユダのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身重にな
  っていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
」 
                         ルカ2:1~5
  
        
 
 歴史を支配されている神は、「住民登録」を用いられました。登録は先祖
  の町で行われ、二人にとってはそれはベツレヘムでした。聖霊によるマリ
  アの懐妊も臨月になっていて、家畜小屋で救い主は誕生されました。クリ
  スマスは、聖書のことばの真実さを証ししています。あなたの心に救い主
  をお迎えできるように、神はさまざまなものを用いて、あなたに近づいて
  くださっていると思います。
   クリスマス諸集会に向けて準備が進められています



2023.12.4 テーマ<クリスマスに向かって>  


   この時期、群馬県のある町の午後5時を告げる曲が、「きよしこの夜」で
  あることを聞きました。街にはクリスマスの風景があちこに見られます。
  主人公抜きのクリスマスです。クリスマスは、「キリストの祭り」キリス
  トがお生まれになったことを喜び、感謝する日です。そのために4週間の
  準備期間があります。

      

  聖書は二千頁もある本ですが、旧約聖書と新約聖書の二部で構成されてい
  ます。旧約聖書には「やがて救い主(キリスト)がお出でになる」ことが
  預言され、約束されています。新約聖書には、預言され約束されていた救
  い主が来られたことが証言されています。クリスマスによく歌われている
  賛美に「馬槽の中」があります。

     
     ❖馬槽の中に 産声あげ 大工(たくみ)の家に 人となりて
       貧しき憂い 生くる悩み つぶさになめし この人を見よ
      ❖すべてのものを 与えしすえ 死のほか何も 報いられで
       十字架の上に 上げられつつ 敵を赦しし この人を見よ
     ❖この人を見よ この人にぞ こよなき愛は 現れたる
       この人を見よ この人こそ 人となりたる 生ける神なれ

        

 
 イエス・キリストはあなたと無関係なお方ではありません。あなたのため
  に私のために、この世界に来てくださったお方です。キリストを心に迎え
  るときに、人生は変えられます。
   
クリスマスに近づいて行く日々が幸いでありますように






2023.11.27 テーマ<クリスマスに向かって>  


  クリスマスの風景を目にする時季になりました。私たちの教会も今週クリ
  スマスの飾り付けをします。クリスマスツリーは2つ設置します。玄関ロ
  ビーに一つ、これは外からも見えます。また、礼拝堂講壇スペースに一つ
  置かれます。

      

  さて、あなたは「クリスマス」にどんな想い出がありますか。楽しい想い
  出がありますか。忘れられない出来事がありますか。良い想い出があるこ
  とは幸いなことです。振り返ってみますと、私にもクリスマスの幸いな想
  い出がたくさんあります。
  「クリスマス」それは、キリストの降誕祭、イエス・キリストが誕生され
  たことを感謝し、お祝いするものです。
  キリストの誕生は、世界の歴史を分けるものとなりました。BCとADです。
  キリストが来られる前のBC(Before Christ)とキリストが来られてから
  のAD(Anno Domini:主の年)です。AD2023年の今年も、世界
  の各地でクリスマスをお祝いする準備が進められています。
  新約聖書には、キリストのご降誕の出来事、ご降誕の意味を伝えている
  箇所は少なくありません。


        

 
 使徒パウロはこう書き記しています。
  「
あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。
  すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなら
  れたのです。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者
  となるためです。
」 Ⅱコリント8:9
 
 私たちの教会も感染症の対策を十分に心掛けて、クリスマス諸集会の
  準備を進めています。
     
今年も幸いなクリスマスを迎えられますように



2023.11.20 テーマ<神と神々>  


  「神と神々」は「一神教と多神教」と言い換えることができるかも知れ
  ません。11月は「霜月」との呼称があります。また、10月の「神無
  月(かんなづき)」に対して、「神帰月(かみかえりづき)、神楽月
  (かむらくつき)」との呼び名もあるようです。11月になると、神々
  が出雲から帰ってきて、それぞれの神社に収まるという意味で使われて
  いるそうです。

      

  さて、永遠のベストセラーと言われる聖書は「神」ではじまります。
  「初めに、神が天と地を創造した 創世記1章1節 です。
そして
  聖書には「神々」も登場します。
  モーセの十戒は有名ですが、このようなことばから始まります。
  「
わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あな
  たの神、【主】である。あなたには、わたしのほかに、ほかの神々が
  あってはならない。あなたは、自分のために、偶像を造ってはならな
  い。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中
  にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。それらを拝んでは
  ならない。
」 出エジプト20:2~5

        
  
 
 聖書の神は私たち、一人ひとりにその存在を与え、私たち一人一人を
  愛し、共にいてくださるお方としてご自身を示してくださっています。
  人の手によって造られた偶像には、そんな力も愛もありません。冬支度
  も始める頃になりました。心痛ませる出来事がたくさん起こっています。
 
     幸いで平安な日々でありますように



2023.11.13 テーマ<迫害下にある教会のための国際祈祷>  


  12日の礼拝式の中で、「迫害下にある教会のための祈祷」の時間を設け
  ました。毎年のことですが、今年も私たち羽生キリスト教会に、加盟し
  ている日本福音同盟から祈祷課題が届けられました。それは、日本福音
  同盟が加盟している世界福音同盟から発信されているもので、全世界の
  福音的なキリスト教会に届けられた祈祷課題です。

  
   
  
  送られてきた文章と祈祷課題の一部を、今回の「希望のダイヤル」で分
  かち合わせていただきます。「・・・現実に多くの国々でキリスト者は
  キリストに対する信仰のゆえに、日常的に、いじめ、差別、無実の投獄、
  そして死に直面しているのです。けれども、私たちは迫害を受けている
  兄弟姉妹のために心を合わせて祈る時、みことばの中に希望と励ましを
  見いだします。パウロは、「
私たちは四方八方から苦しめられますが、
  窮することはありません。途方に暮れますが、行き詰ることはありませ
  ん。迫害されますが、見捨てられることはありません。倒されますが、
  滅びません
Ⅱコリント4:8-9 と述べています。
  この力強い聖書のテキストから、どんなに迫害があってもキリスト者の
  信仰は滅ぼされることはないことを、私たちは思い起すのです。この一
  節から、どんな敵意に直面しても、信仰に堅く立ち、忍耐する力を迫害
  されている者たちが見いだせることをキリストにあって知り、共感と熱
  心さをもって彼らのために祈るよう励まされます。」 

        
  <祈り
 
*父なる神さま、傷ついているあなたの子どもたちを強めてください。
 *無実の血が流されている場所に、平和が回復されますように。
 *迫害下の兄弟姉妹がキリストの光を放ち続けることができますように。
*迫害を受けているキリスト者家族の霊的、実際的な必要を満たしてください。  
      聖徒の交わりを意識して祈ります



2023.11.6 テーマ<ハーモニカコンサート>  


  10月29日午後、羽生市産業文化ホールでは「ハーモニカコンサート」
  が開催されました。秋晴れの清々しいさ、それ以上にハーモニカの素晴
  らしい演奏に心が満たされました。

  
   

  羽生市には、羽生ハーモニカクラブと須影ハーモニカクラブの2つがあ
  ります。それぞれのメンバーが日頃の成果を十分に発揮して演奏をなさ
  いました。ゲストとして地元で演奏活動をしておられるムジカWAーfull
  のミュージックベル、トーンチャイムの演奏も楽しませてくれました。
  羽生市の二つのハーモニカクラブを指導されている方は、当日、演奏の
  指揮もなされ、最後にはコンサート全体の講評、ハーモニカという楽器
  の特徴を教えてくださり、自ら数曲の演奏をされました。私が一番感動
  したのは、音楽の父バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」の演奏でした。
  コンサートの最後に、ハーモニカクラブの指導者であり、指揮者に2つ
  の花束が贈呈されました。一つは羽生及び須影ハーモニカクラブのメン
  バーから、もう一つは、遠い昔、ピアノを教えてもらっていた教え子た
  ち~ 栃木・茨城からこの日8名が集まりました ~からの花束でした。

          
 
  
実は、ハーモニカクラブの指導者、指揮者は、私たち羽生キリスト教会
  の教会員でもあるのです。みんなから敬愛され、慕われているその兄弟
  を見て、私自身もとても嬉しくなりました。その兄弟が言っていました。
  音楽は神さまが与えてくださった素晴らしい贈り物です、と。
     
バッハはいつも栄光を神、主に帰していました



2023.10.30 テーマ<宗教改革記念日>  


  明日は10月31日です。この日にマルティン・ルターはヴィッテンベ
  ルグ城教会の門扉に「95箇条の提題」を掲げました。それは、魂の救済
  を免罪符など金銭で売買するローマ教皇庁に対する抗議でした。ルターは
  この日、宗教改革の烽火をあげたのです。今から506年前のことです。
  

      

  この改革運動は全ヨーロッパに広まりました。ルターの主張した「聖書
  のみ」「信仰のみ」「万人祭司」は、宗教改革の3大原理としてすべて
  のプロテスタント教会の共有財産となっています。ルターの功績はたく
  さんあると思いますが、ドイツ国民がみな読めるように、聖書をドイツ
  語に翻訳したことを挙げることができるでしょう。また、讃美歌も会衆
  みんなで歌えるように改革し、ルター自身も多くの讃美歌を作りました。
  最も有名なものは、詩篇46篇を基にして作った「神はわがやぐら」では
  ないでしょうか。
  「
神はわがやぐら わが強い盾 苦しめる時の 近き助けぞ おのが力 
  おのが知恵を 頼みとせる 陰府の長も など恐るべき
」 
  この讃美歌は宗教改革の進軍の凱歌と言われています。 

          
 
  
ドイツだけではなく、ヨーロッパ各地に普及し、プロテスタントの信仰
  を広めるのに寄与してきました。ルターの葬儀でも歌われたそうです。
  讃美歌や聖歌やゴスペルソングによっても、私たちは信仰が養われます。
  讃美をすることを通しても、神さまに栄光を帰すことができます。
  芸術の秋と言われます。世に多くの芸術家がおられますが、神さまは
  圧倒的に最高の芸術家ですね。     
 
   「神はわがやぐら」で信仰者たちが励まされますように



2023.10.23 テーマ<重荷を負っている人は・・・>  


   朝晩の涼しさ、寒さを感じます。一日の中で気温差の大きい時節です。
  さて、徳川家康の遺訓があります。「人の一生は重荷を負うて遠き道を
  行くがごとし。急ぐべからず」 その後も続くのですが、この最初のこ
  とばが一番有名かも知れません。
  

      

  イエス・キリストの使徒パウロは、「
人にはおのおの、負うべき自分自
  身の重荷があるのです
」と言い、「互いの重荷を負い合い、そのように
  してキリストの律法を全うしなさい
」と言います。ガラテヤ6:5、2
  「キリストの律法」とは、イエス・キリストが与えた「互いに愛し合う」
  ということでしょう。自分では背負いきれないものならば、背負ってい
  ただく。また、隣人の背負いきれないものを自分も少しは背負わせてい
  ただく。そこに愛がうまれることでしょう。
  イエスは言われました。「
すべて疲れた人、重荷を負っている人はわ
  たしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます
」と。
  マタイ11:29 


          
 
  イエスはパウロが主キリストと信じ仰ぐお方です。重荷の中で最も厄介
  なものは、罪の重荷です。神の戒めを破ってしまい、心が重くなり、う
  ずくまってしまうときに、このイエスのことばを聞く人は幸いです。
  イエスのことばに聞き従う時に、「
そうすれば、たましいに安らぎを得
  
ます」の約束をいただくことができます。
   
美しい秋の風景のように、清々しい心が与えられますように     



2023.10.16 テーマ<2023世界食料デー>  


  「暮らしの歳時記『今日は何の日』(カルチャーブック編集部)」の中
  に、10月16日は「世界食料デー」とあります。今年も巡ってきまし
  た。この日は世界の食料問題を考え、行動する日として国連が制定した
  日です。

        

  今年も「ハンガーゼロ」から「世界食料デー」への協力の呼びかけがあ
  りました。毎年9月になりますと、ポスター、パンフレット、小冊子を
  送ってくだり、今年も昨年同様に募金箱も送られてきて、私たちの教会
  も協力させていただいています。
  今年はA5サイズで8ページ、「クイズブック」がありました。その冊
  子の中で、繰り返されることばがあります。「わたしから始めるアクシ
  ョン、世界が変わる」です。こどもも大人もみんな知って、考えて、ア
  クションを始めよう! 冊子のことばから分かち合いましょう。
  「どの国の人たちも、生きるために大切なことを学びながら、協力して
  暮らしているんだね」「貧しさの中でも、自分にできることをしていて、
  すごいなあ」・・・・
  世界の人口約80億人に対して、飢餓人口は8億2800万人、10人に一人
  が飢餓に苦しんでいること、アフリカでは5人に一人、南アジアでは6
  人に一人と、割合が特に高いとあります

          
 
  新約聖書・福音書の中に、律法の専門家がイエスに質問したこと、イエ
  スがどう答えたかが記されています。「律法には何と書いてありますか。
  あなたはどう読んでいますか。」彼はその質問にこう答えるのです。
  
「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、
  あなたの神、主を愛しなさい。また、あなたの隣人をあなた自身のよう
  に愛しなさい。
」 イエスは彼に言われました。「あなたの答は正しい。
  それを実行しなさい
。」 ルカの福音書10:26-28
    
 愛をかたちで現すことができますように  
  
   



2023.10.9 テーマ<生かされている限り>  


  今週、私の誕生日がきます。一歳、歳が重ねられます。あと何回、その
  日を迎えるでしょうか。私の尊敬する三浦綾子さんは今週12日に召天
  24年となります。今でも時々、三浦綾子さんの名前を見聞きします。
  三浦綾子さんの生涯の一部が書かれたトラクトから分かち合わせていた
  だきたいと思います。

      
      

  そのトラクトの最初の見出しは「絶望を見た人、三浦綾子」です。小学
  校の先生をしていた綾子さんは、教え子たちに「あなたがたはお国のた
  めに死ぬのですよ。」と教えました。敗戦後、命懸けで教えていた教科
  書に墨を塗らせなければならなくなったとき、綾子さんの心は引き裂か
  れ、癒しがたい空虚観と絶望、心身共にすさんでいき、やがて肺結核、
  脊髄カリエスになりました。長い間、ギブスベッドで身動きもできない
  闘病生活の中で、一人の青年クリスチャンを通して、イエス・キリスト
  と出会いました。絶望の中で光を見出し、闘病中に洗礼を受け、その後、
  結婚、そして作家としての活動が始められます。トラクトの最後に「試
  練の中に未来がある」の見出しがあります。このトラクトは綾子さんが
  書かれたのではなく「三浦綾子読書会」の方が執筆されたようです。             

          
 
  「『苦難』に遭うと人は過去の中にその原因を探します。でも、神様は
  その『試練』の理由を未来にお持ちなのです。『試練』とは、文字どお
  り『試』したり、訓『練』したりすることです。使うつもりのない者
  を誰がテストしたり訓練させたりするでしょうか」とあります。たくさ
  んの病気を験された綾子さんは晩年、「私はえこひいきされている位、
  神様に愛されている」と言われたことを思い出しました。神様に愛され
  ていること、生かされている日々を実感されていたのでしょう。

      
 秋の日、幸いな日々でありますように
  
   



2023.10.2 テーマ<試みに会わせないで>  


  今回はイエスさまが教えてくださった「主の祈り」の中の「私たちを試
  みに会わせないで、悪からお救いください」を考えてみたいと思います。
  「試み」とは、ためしにやってみること、おためしという意味もあると
  思いますが、ここでは勿論「試練」のことです。
        
      

  試練は、苦しみや困難や傷みを伴うことが常ですから、「試みに会わせ
  ないで」との祈りはよくわかります。また、私たちに悪の力が働くこと
  は、私たちも知っていますから、一切の悪を行うことがないように守っ
  てくださいと祈ることも必要なことです。
  この祈りを弟子たちに教えてくださったイエスさまご自身が、悪魔の試
  みを受けたことを「福音書」は記しています。
  イエスさまはサタンの試みを受けましたが、サタンの策略に乗ることは
  なく、断固、サタンを退けました。(マタイの福音書4章 他)
  サタンは執拗にイエスさまを罪に陥れようとしましたが、イエスさまは
  決して罪は犯されませんでした。イエスさまはすべての点で、私たちと
  同じように、すなわち、試練にも会われた。(ヘブル4:15) しかし、
  イエスさまは一度たりとも罪を犯すことはありませんでした。
  そうであるから、私たちの罪の身代わりとなることができたのです。
      
         
 
  私たちはイエスさまと同じわけにはいかないのですが、みことばの助け
  や励ましがあるのです。
あなたがたの会った試練はみな人の知らない
  ものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられ
  ないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるよ
  うに、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。
Ⅰコリ10:13 

     神さまがあなたをいつも守ってくださいますように
    



2023.9.25 テーマ<二人の上に主の祝福を>  


   9月23日「秋分の日」、結婚式に妻と一緒に参列してきました。会場
  はさいたま市のホテルの結婚式場。後輩の牧師が司式を務めました。
  結婚式の中心はやはり誓約にあると思います。司式者は最初に新郎に、
  続いて新婦に尋ねました。
        
      

  ○○兄弟、あなたはこの女子と結婚し、妻としようとしています。あな
  たは、この結婚が神の御旨によるものであることを確信しますか。あな
  たは神の教えに従って、夫としての分を果たし、常に妻を愛し、敬い、
  慰め、助けて変わることなく、その健康の時も、病の時も、富める時も、
  貧しい時もいのちの日の限り、あなたの妻に対して堅く節操を守ること
  を約束しますか。
  ○○姉妹、あなたはこの男子と結婚し、妻になろうとしています。
  司式者は同じことばを新婦にも向けました。
  二人は、はっきりと「神と人との前で約束します」と誓約をされました。
  結婚式のこの瞬間に一番の感動を覚えました。
    
         
  
  結婚生活は、二人のお互いの理解と努力もあるでしょうが、主が成し遂
  げてくださるものでしょう。そのためには、二人がそれぞれ、主に信頼
  し続けて行くこと、主に委ねることを学び続けることであると思います。 
  始まった二人の生活に、主の祝福、幸多かれと祈ります。
   
主イエスの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた
   すべてとともにありますように。
 Ⅱコリント13:13



2023.9.18 テーマ<負い目を赦してください>  


  今回はイエスさまが教えてくださった「主の祈り」の中の「私たちの負
  い目をお赦しください。私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦し
  ました
」を考えてみましょう。負い目とは、「負債」とか「罪」とか
  「犯した過ち」とも訳されており、それは赦されなければならないもの。
  「罪」というと「犯罪」ということばを連想し、法に触れるものと思う
  方もおられますが、法によって罰せられなくても、聖い神の目から見た
  ならば、「罪」は放っておけないものです。

             
  
  イエスさまはある時こう言われました。「
口から出るものは、心から出
  て来ます。それは人を汚します。悪い考え、殺人、姦淫、不品行、盗み
  偽証、ののしりは心から出て来るからです。これらは、人を汚すもので
  す
。」 マタイ15:18~20
  罪とは、人に危害や損失、痛みや悲しみをもたらすだけではなく、自分
  をも汚し、惨めな者にするのです。罪は、神さまから赦されなければな
  らないものです。放っておくと極めて危険なものです。神に赦しを求め
  ることが悔い改めですが、神はそれを赦してくださるのです。
    
         
  
  神さまが悔い改める者のいかなる罪をも赦してくださることの動かぬ証
  拠があります。それがイエス・キリストの十字架なのです。イエスさま
  は、私たちに代わって罪の罰を負ってくださったのです。父なる神は、
  十字架のイエスさまによって、私たちの罪を処罰してくださったのです。
  だから、「
私たちの負いめをお赦しください」と祈るように言われるの
  です。あなたのすべての罪は赦されていますか。解決済みでしょうか。
     
  愛と赦しの神であることを感謝します



2023.9.11 テーマ<日ごとの糧を>  


  今回はイエスさまが教えてくださった「主の祈り」の中の「私たちの日
  ごとの糧をきょうもお与えください
。」という部分を見たいと思います。
  「日ごとの糧」の「糧」は、「食糧」にも用いられています。
  この「糧」を小さな辞書で調べると、食物のこと。例えば、「その日の
  ―にも困る」と用いられたり、精神や生活のためになる必要なもの。例
  えば、「読書は心の―」 となどと書かれています。

            
  
  ここでイエスさまが教えておられることは、毎日の食べ物がそなえられ
  るように、もう少し範囲を広げて、毎日の物心共々の必要が与えられる
  ように祈りなさいと理解できます。
  この祈りの背後には、「日ごとの糧」を与えてくださるのは、父なる神
  さまだということがあると思います。「日ごとの糧」は、私たち人間の
  勤勉さや努力より先に、万物の創造者であられる神さまが、必要を備え
  てくださることを認め、信じて、期待して、与えられた時に感謝して受
  けるようにいう勧めだろう思います。
  
         

  食事の前に、手を合わせたり、感謝のお祈りをする人は多いと思います。
  私も食事の前に感謝の祈りをすることを教えられ、感謝していただいて
  います。この習慣は、食事の感謝だけでなく、生活のすべての分野に関
  わってくださる神さまへの信頼と感謝につながってくると思います。
  「感謝します」ということばと思いが、神さまと、そして人間関係もよ
  いものにすると思っています
      
私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください 
 



2023.9.4 テーマ<みこころが地でも>  


  9月1日は「防災の日」です。百年前の9月1日に起こった「関東大震
  災」は10万5千人もの死者・行方不明者を出してしまいました。この百
  年で、日本では震度4以上の地震は3337回発生していることを新聞の
  特集記事で知りました。「地震大国日本」ですね。

            
  
  さて、「主の祈り」の「
みこころが天で行われるように地でもおこなわ
  れますように
の部分をみていきましょう。
  ここには、天と地の対比があります。みこころが行われることは、神さ
  まの願われることでしょう。勿論、一切の悪や罪が入り込む余地などな
  い「天(天国)」では、神さまのみ思いがなされますが、罪悪がはびこ
  り、神さまを悲しませるこの世にあっても、神さまのみ思いがなされま
  すようにとの祈りです。神さまはそれをどのようになさろうとしている
  のでしょうか。それは、神さまのみ思いを知り、喜んで従おうとする人
  々を通してなされると思います。ですから、この祈りをすることは、神
  さまのみこころを行う者となさせてくださいとの願いでもあると思いま
  す。アッシジのフランシスコの「平和の祈り」を思い出します。
  
         

  その祈りは「
ああ主よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください
  ということばから始まります。イエスさまは「
平和をつくる者は幸いで
  す。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです
」 マタイ5:9 と
  言われました。「平和の道具」となれるかどうかわかりませんが、先ず、
  そういう自分となれるように願うところから始めたいと思います。
 

    愛されることよりも、愛することを望ませてください      



2023.8.28 テーマ<御国が来ますように>  


  私たちが天のお父さまと呼ぶ神は、天地の創造主であられ、自然界を統
  べ治めておられるお方です。「
御名が聖なるものとされますように」の
  ことばに続いて、「
御国が来ますように」とイエスさまは祈りのことば
  を教えてくださいます。
      
             
  
  一つの政府に治められている地域を「国家」とか「国土」とかと呼びま
  す。そう考えますと、「御国」とは、創造主である神さまが治めておら
  れる領域と理解できると思います。すべては神さまがお造りになり、ご
  支配になっておられます。にも関わらずに、敢えて、「御国が来ますよ
  うに」と祈るように、イエスさまは言われました。当時、イスラエルの
  国はローマ帝国に支配されていました。ローマ皇帝から任命された総督
  がイスラエルを治め、イスラエルの人々はローマ帝国に税金を納めなけ
  ればなりませんでした。それだから、ローマ帝国から独立した国として
  歩めるように願い、祈っている人たちはたくさんいたでしょう。
  しかし、この祈りのことばは、そうではなく、神さまのご支配を喜んで
  生きる人々がたくさん起こされますように、との願いです。究極的な御
  国は、神さまが新しい天と新しい地を確立される時に完成するのですが
  イエスさまをキリストと信じた者の心に神のご支配は始まります。
          
         

  私も神のご支配の中に生かされています。ですから、『
天にいます私た
  ちの父よ。御名が聖なるものとされますように。御国が来ますように

  と心から祈ります。神さまは横暴な絶対君主のようなお方ではなく、愛
  に満ちた、そして聖く正しいお方です。だから、神さまはご自身の御国
  の民を守り、支え、最後まで責任を持って導いてくださいます。
    
  8月から9月に、日々の生活が支えられますように             



2023.8.21 テーマ<友なるイエス>  


   8月に入って台風6号、台風7号が発生し、台風7号は近畿地方を縦断
   して、各地にたくさんの被害をもたらしました。埼玉県は台風7号の影
  響は殆どなかったと思います。そのような中、夏期休暇の一日を、友人
  訪問日に当てました。      
     
           
  
  私は約40年前に埼玉県比企郡小川町で、牧師の第一歩を踏み出しまし
  た。中央日本聖書学院を卒業し、その後、小川キリスト教会に牧師として
  招聘していただきました。4年間、小川町の町民になり、小川キリスト教
  会の方々と一緒に教会形成に励みました。今、振り返ってみますと、本当
  に未熟な働きだったと思います。
  懐かしい友を訪問させていただきました。折角、小川町に行くのだから小
  川の町の雰囲気も味わおうと、街並みを歩いたり、自動車で巡ったり、そ
  して友人との本当に久しぶりの交わりの時間を持たせていただきました。
  行き帰りのドライブも楽しみ、30数年前にタイムスリップいたしました。
  その日の夜、メールをいただき、楽しい交わり、語らいだったと感謝して
  くださいました。昔、昔、学校で習った「朋あり遠方より来る、また楽し
  からずや」のことばを思い出しました。   
     
         

  有名な讃美歌に「慈しみ深き」があります。その歌い出しは、「いつくし
  み深き 友なるイエスは」です。イエスさまは弟子たちにこう言われまし
  た。「
わたしはもう、あなたがたをしもべとは呼びません。・・・わたし
  はあなたがたを友と呼びました。父から聞いたことをすべて、あなたがた
  には知らせたからです。
」 ヨハネ15:15  私たちの人生を豊かなもの
  にするものに「友」の存在があります。どのような「友」がおられますか。

        
親友、心友、信友・・・祝福を祈ります 
 
          



2023.8.14 テーマ<夏期聖書講座>  


  8月1日に、福音伝道教団の「夏期聖書講座」が開催されました。今回
  はその分かち合いをさせていただいます。今年のテーマは「ペテロの手
  紙第一に聴く『地上で神の民として生きる』」でした。埼玉県行田市の
  「行田市商工センター」が会場で行われました。講師は、JECA前橋キリ
  スト教会の内田和彦先生です。午前と午後、3回の集会でした。     
 
          
  
  最初の集会は、1:3~9 をテキストとして「生ける望み」の題が付け
  られていました。中心的なみことばを記載します。「
神は、ご自分の大
  きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえら
  れたことによって、私たちを新しく生まれさせ、生ける望みを持たせ
  てくださいました。
3節
  2回目の集会は2:1~10をテキストに「神の民として生きる」です。
  「
あなたがたは以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、あ
  われみを受けたことがなかったのに、今はあわれみを受けています
。」
  10節

  最後の集会は4:1~11をテキストに、「地上での残された時を」です。
  「
語るのであれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕するのであれば、
  神が備えてくださる力によって、ふさわしく奉仕しなさい。すべてにお
  いて、イエス・キリストを通して神があがめられるためです。この方に
  栄光と力が世々限りなくありますように。アーメン
11節。         
     
         

   昨年はコロナ第8波の只中で行われました。今年は5類にもなったこと、
  否、それ以上に学びたいとの熱意を感じさせてくださる受講者の方々の姿
  をたくさん見せていただきました。「神の民として」生かされていること
  に感謝と自覚をもって
、暑い日々の中でも歩みたいと願います。
  
    からだも心もすべてが守られますように          



2023.8.7 テーマ<平和の君キリスト>  


  今年も8月6日を迎えました。78年前に、広島に原爆が投下された日
  です。今年も広島市長が「平和宣言」を行いました。広島を地元とする
  岸田文雄首相も列席されました。日本は世界で唯一の核被爆国です。
  核による犠牲者が出ることなど決してあってはならないことです。      
 
          
  
  この時期になると山内修一さんが作られた「きょうちくとうはさいたけど」
  という歌を思い出します。山内修一さんはすでに神の御許に召されていま
  が、作詞作曲されたご自身の歌は残っています。
  1 きょうちくとうは咲いたけど ねむった人はかえらない七つの河は 
   きょうもまた あの日のように流れてる くずれたドーム 傷のあと 
   ねむった人はかえらない
  2 ひとりひとりのまごころに 平和の君をうけるまで かなしい塔は
   立つだろう かなしい雨にぬれながら  ひとりひとりのまごころで 
   平和の君に ちかうまで
  この歌は1973年8月6日(丁度50年前)、東京から広島に向かう新幹線
  の中で作られました。その時、山内さんは「平和の君キリストのこれは
  挑戦だ」と思ったそうです。
         
      


  
「平和の君キリスト」は山内さんにとって「主なる神」でした。私にとっ
  てもそうです。イエス・キリストによって、救いにあずかることができま
  した。だからこそ、イエスさまが言われた「
平和をつくる者は幸いです。
  その人たちは神の子どもと呼ばれるからです
」(マタイ5:9)を意識
  して生活したいと思っています。
  
   キリストの平和によって心が満たされますように          



2023.7.31 テーマ<御名が聖なるものとされますように>  


  イエスさまが弟子たちに教えてくださったお祈り、「主の祈り」は、
  「
天にいます私たちの父よ」との呼びかけから始まります。天地万物の
  創造者、力に満ちた偉大な神さまを「お父さま」と呼びかけなさいと、
  イエスさまは言ってくださいました。
      
          
  
  それに続くことばは「
御名が聖なるものとされますように」です。私など
  は、すぐに願いのことばがでてくるのですが、その前に「
御名が聖なるも
  のとされますように
」と祈るようにと言われるのです。名とは、存在と実
  体を表すと言われています。それゆえに、天のお父さまなる神さまが、そ
  の他の一切のものとははっきりと区別され、尊ばれ、崇められますように、
  いうことでしょうか。神さまと人間とは全く違うものであり、いかなる人
  間も神さまにとってかわるものではなく、神さまだけが神聖なるお方とい
  うことをよく認識できるようにとの祈りです。
  旧約聖書に記されている「十戒」をご存知だと思います。神さまがモーセ
  に与えられたもので、「モーセの十戒」とも言われます。最初の戒めはこ
  うです。「
あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならな
  い
。」 三番目の戒めはこうです。「あなたは、あなたの神、主の御名を、
  みだりに唱えてはならない
。」
         
      


  唯一の神さまは、全世界においてただお一人のお方です。国や地域を超え
  た普遍的な存在です。今日も、今週も、どこでも、御名が聖なるものとさ
  れるような生き方ができるように、
心を向けていきたいと思います。
    
主があなたを祝福し、あなたを守られますように       




2023.7.24 テーマ<天にいます父なる神>  


   暑く鬱陶しい日々がが続いた中で、関東地方も梅雨が明けたようです。
  私は、先々週末より、体調を崩してしまいました。喉をやられてしまい、
  声帯を痛めてしまい、まだ十分に回復できていません。皆さまは如何で
  すか。十分に健康でいらっしゃいますか。


         

    新約聖書の中に「主の祈り」と呼ばれているものがあります。イエス
  さまが弟子たちに教えられた祈りです。イエスさまの12弟子の一人、
  マタイが記した「福音書」に、さらにルカが記した「福音書」の中にも、
  それはあります。弟子たちに教える以前から、イエスさまご自身が祈っ
  ておられたことばだと思います。その祈りは『
天にいます私たちの父よ
  で始まります。「父よ」と呼びかけられているお方こそ神さまです。
  「天にいます」とは、天地万物を創造された創造主ということです。
  人間は手でこしらえたものを「神」と名付けることはできても、創造主
  である神さまを造ることは決してできません。人間は被造物です。
  でも、人間以外の被造物と全く異なっていることがあります。それは、
  「神のかたち」に造られているということです。神は見えませんから、
  それは、神と人格的な交わりを持つことができる、神に祈ることができ
  る存在として造られているということです。
       
      


  ですから、人間を超えたお方に祈るのです。イエスさまは「
天にいます
  私たちの父よ
」と祈り出しなさい、と言われたのです。健康管理や危機
  管理、様々な事柄に気を配らなければなりませんが、先ずこの神さまに
  祈り、また、聖書が言っていることに耳を傾けていきましょう。
  
天の父なる神さまから、励ましと慰めが豊かにありますように       



2023.7.17 テーマ<久しぶりの教会訪問>  


   少し前にお声がかかり、また、役員会でも承認が得られていました
  ので、群馬県藤岡市にあるの福音伝道教団・藤岡キリスト教会に行
  かせていただきました。私の妻が高校3年生の時に、初めて行った
  教会でしす。その教会で信仰を持ち、信仰を養っていただき、受洗
  の恵みにも与らせていただきましたきました。午後の研修会は、
  「羽生キリスト教会の教会堂建設に関連」するものでした。藤岡キ
  リスト教会も遠くない将来に会堂建設のことを考えておられ、参考
  したいからと招いてくださいました。


           
  
  午前の礼拝におきましては、マタイの福音書16:13-20からみこ
  とばを取り継がせていただきました。宣教題を「教会を建てることへの
  招き」と付けました。この箇所は、イエスさまが「神の国」の福音を伝
  えた中で、分岐点、転換点となる箇所です。
  弟子の中で中心的な存在であったペテロが「
あなたは生ける神の子キリ
  ストです。
」と告白したこと。それを受けて、イエスがペテロに答えら
  れたことばが記されています。「
バルヨナ・シモン、あなたは幸いです。
  このことをあなたに明らかにしたのは血肉ではなく、天におられるわた
  しの父です。そこで、わたしもあなたに言います。あなたはペテロです。
  わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます
」とても重大な、重要
  なことばです。
       
      


  イエスをキリスト(救い主)と信じた者たちは、イエス・キリストをか
  しらとして仰ぐ「教会」の形成に招かれており、それは特権と祝福に与
  るものでもあることを語ってきました。招いてくださった藤岡キリスト
  教会の方々と幸いな時間と空間を共有できたことを大きな恵みと感じ、
  神に感謝しました。
         
猛暑が続いています。ご自愛ください



2023.7.10 テーマ<たましいの幸いと健康を>  


   お元気ですか。皆さんにとって、月曜日はどんな日ですか。私にと
  って月曜日は、「希望のダイヤル」の録音とHP「希望のダイヤル」
  の更新の日です。そして、月曜日の午後と夜には教会堂が「心身統
  一合氣道会」の「稽古場」となっています。

  
           
  
  献堂式の中で私たちは、「ここを祈りの家とし、みことばを学び、福音
  を宣べ伝え、聖徒の交わりをなし、賛美と感謝にあふれる場所とするこ
  とに努め励みます。・・・この教会堂において・・・永遠の御住まいを思い
  ・・・」と祈りをささげました。この教会堂の設計監理者は「この教会が
  神の御栄光を現すものとなり、用いられ、愛される教会になる」ことを
  設計のコンセプトにされました。現在、羽生キリスト教会を使って練習
  や稽古をされているグループがあることはそれに繋がります。
  感染対策を十分にしていただき、使っていただいています。合唱団の
  練習では、天上が高く声が響いて最適な練習空間なっているそうです。
  合氣道の稽古では、会堂の三方が開いているので空気の流れも良く、
  好評を博しています。教会堂が用いられていることを喜んでいます。

       

  
最後に新約聖書の一節をお届けします。「
長老から、愛するガイオへ。
  私はあなたを本当に愛しています。愛する者よ。あなたのたましいに
  幸いを得ているように、あなたがすべての点で幸いを得、また健康で
  あるように祈ります。
」   ヨハネの手紙第三 1~2節 
    
神さまの助けと励ましがいつでもどこでもありますように



2023.7.3 テーマ<苦しみが幸せの入口に>   


  昨日、礼拝に続いて、羽生キリスト教会では「婚約式」がありました。
  式後には大きな拍手と花束の祝福がありました。また、神の家族の中
  では交通事故に遭われ、身体も心も傷ついておられる方もおられ悲喜
  交々があります。
  
           
  
  旧約聖書の詩篇の中、次のようなことばがあるのです。「
苦しみにあっ
  たことは 私にとって幸せでした。それにより私は あなたのおきてを学

  
びました」    詩篇119篇71節
  「苦しみにあった経験」と「幸せ」がどのようにつながるのでしょうか。
  すぐには理解できないし、反発や怒りさえ覚えることばにもなりかねま
  せん。どのような苦しみでも、その真っ直中にいる時は一刻も早くその
  状況から解放されたいとひたすらにそれだけを願うと思います。
  この詩篇の作者はどのような経験をしたのでしょうか。どのような苦し
  みかはわかりませんが、苦しみの状況の中で「神のおきてを学んだこと」
  が「幸せ」に道を拓いたのでした。 

       

  
もう天に召されましたが、日野原重明氏は、生涯現役の医師をほぼ全う
  されました。大学2年生の時、一年間病気のために休学を余儀なくされ
  ました。「私が病気になったのは、神からのお恵みと感謝しています。
  大きな病気を経験したから、患者さんの気持ちがわかるんだ」と言われ
  ていました。
  苦しみや悲しみ、嘆きの中で、神さまが深く関わってくださると私は信
  じています。特に、日常生活が奪われ、疲労困憊、不安や恐れの中に
  おられる方々に神さまの慰めと励ましが豊かにありますように。

     
この一週間も、心身共に守られますように
    
     
 



2023.6.26 テーマ<ダビデの祈り、パウロの願い>   


   2023年も半分が過ぎる頃になりました。教会堂でも自宅でも、エアコン
  が活躍する季節になりました。テレビをつけると海の向こう、アメリカで
  は大谷翔平選手が投打二刀流で大活躍して、他の日本人メジャーリーガー
  たちの活躍も嬉しいものですね。どんなスポーツであっても一所懸命努力
  している姿には感動します。
  
           
  
  詩篇27篇には表題にダビデの名前があり 「
一つのことを私は主に願
  った。それを私は願った。それを私は求めている。私のいのちの日の限
  り主の家に住むことを。主の麗しさに目を注ぎ その宮で思い巡らす
  ために。
」とあります。
  一つのことしか願い得なかったら、私は何を願うだろうか。どんなこと
  ばで祈るだろうか。自分の、家族の、所属している共同体、日本や世界
  が今直面している重大な問題か・・・・。ダビデは、いのちが与えられ、
  この地で生きることが許されている間、主なる神さまと霊的な交わりを、
  変わらずにもって生きることを願いました。
  イエス・キリストの使徒とされたパウロは、「
ただ一つのこと、すなわ
  ち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、キリスト・
  イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくため
  に、目標を目指して走っているのです
。」ピリピ3:13-14 と書
  いています。 

       

  ダビデの生き方も、パウロの生き方も、私にとってとても大切なことを
  教えてくれます。その日その日に起こってくることに対して、神さまに
  喜ばれるふさわしい対応ができるように、願っています。   


     
夏に移行する季節、心身共に守られますように   
  
     
 



2023.6.19 テーマ<アンサーズ イン ジェネシス>   


  羽生キリスト教会では、毎週日曜日午前9時から、子どもたちの礼拝を
  行っています。6月11日は「ノアと箱舟」、6月18日は「約束の虹」
  の題で旧約聖書・創世記6章~9章からお話しを聞きました。    

           
  
  もう何年も前のことですが、「天地創造博物館」の記事があり、その見
  出しは、「進化否定 アメリカの博物館」でした。この博物館は、キリ
  スト教団体 「アンサーズ・イン・ジェネシス(創世記に答がある)」
  が建てたものです。「アメーバは最初からアメーバ、魚は最初から魚、
  人類は最初から人類です。神が創造したのです」とスタッフは説明し
  ます。日本の公立学校では「進化論」だけを教え、「創造論」を教える
  ことはありません。ですから、この記事を書いた新聞社の記者は、「人
  類など地上の生物は、長い時間をかけて自然に進化した。日本を含む多
  くの国では常識だが・・・・」と記事の冒頭で書いています。
  この2つの考え方は鋭く対立します。「創造論」は聖書からきています。
  私たちは究極的な選択を迫られます。「進化論」は常識なのでしょうか。
  「創造論」は考える余地もないのでしょうか。あなたはどうお考えにな
  りますか。
 
       

  私は、創造主を信じ、聖書から生きることの意味や幸い、喜びや平安を
  いただいてきました。それは今も全く変わりません。
  「
はじめに神が天と地を創造された創世記1:1  
  私に存在を与え、私を愛し、祝福してくださる創造主である神の御名を
  賛美します。  
  
     
梅雨のさなか、くれぐれもご自愛ください   
 



2023.6.12 テーマ<キリストに捕らえられて>   


  先週のことですが、気象庁は関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発
  表しました。平年より一日遅く、昨年より二日遅い梅雨入りとのことのこ
  とです。日本では必ずやって来る時期です。体調が崩れやすい頃ですが、
  ご自愛ください。    

           
  
  さて、キリストの使徒として、紀元一世紀の地中海世界に、大胆にキリ
  ストの福音を伝え、あちこちに信じる者たちの群れ(教会)を作ってい
  ったパウロのことばをお届けします。パウロは神の恵みによって救って
  いただいたことを、いつも喜び感謝していました。それとともに、もっ
  ともっと神さまのことを知りたいと切望していました。それは、パウロ
  が十字架に架けられ死なれたナザレのイエスを信じて救いという信仰
  による賜物をいただけたのは、パウロ自身にではなく 「
キリスト・イ
  エスが私を捕らえてくださった
」 ピリピ3:12  に理由があると
  考えていたからです。ある方が人生の大きな苦しみの中で、藁にもすが
  る思いで教会の門をたたいたそうです。 
 
       
 
  
 「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとにきなさい。
  わたしがあなたがたを休ませてあげます
」 マタイ11:28
  の看板を見たからです。その後、「
あなたがたがわたしを選んだの
  ではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました
」 
  ヨハネ15:16 のキリストのみことばを知って、神さまが自分を捕ら
  えてくださるための苦しみであったと理解したそうです。
  私も、「キリストに捕らえられて」ということを自分自身に適用してい
  ます。そして、聖書のことばを最も重要な情報と考えています。
      
神さまの恵みと平安が豊かにありますように     
 



2023.6.5 テーマ<時の記念日>   

  記念日カレンダーの6月には、10日を「時の記念日」と記載していま
  す。その記念日は、103 年前に制定されたものです。「時は金なり」
  ということわざもあります。英語でも〝Time is money〟と言うことば
  があるそうです。時間というものは、だれにでも平等に与えらています。
  そして二度と繰り返すことのできない、それゆえに、とても大切なもの
  です。そんな時間について改めて考える日、それが「時の記念日」です。     

           
  
  キリスト教を布教するためにやって来た宣教師フランシスコ・ザビエル
  によって、日本に機械を用いた時計がもたらされたと言われます。
  旧約聖書「伝道者の書」には、「時」ということばが多く出てきます。
  2つを紹介します。
  「
すべてのことには定まった時期があり、天の下のすべての営みには
  
時がある。」 3章1節
  「
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心
  に永遠を与えられた。しかし人は、神が行うみわざの始まりから終わ
  りまでを見極めることができない
。」 3章11節
 
       
 
  
神さまがなさることは、どんなことであっても、時にかなって美しいと
  言い得た旧約時代のこの信仰者の心、この心で人生に起こることを見て
  いったらどんな人生が送れるのかな~と考えます。
  色とりどりの紫陽花をあちこちで見かけます。家の庭ではドクダミの花
  が元気に咲いています。関東地方はいつ「梅雨入り」になるでしょうか。
    
日々の生活が心穏やかで平安でありますように     




2023.5.29 テーマ<今日という日を>   

  「風薫る5月」ということばがあります。5月は暖房も冷房もいらないよ
  うな心地良い季節との印象を持っていた私ですが、昨今では、違った印
  象を持つようになりました。5月は寒暖差が激しく、真夏日になったり
  冬に逆戻りしたり、体調管理に気をつけなければならない、と。      

           
  
  詩篇118篇24節に、「
これは主が設けられた日。この日を楽しみ
 
 喜こぼう」とあります。
  今日という、後にも先にもない日、この日は私たちが楽しみ、かつ、喜
  ぶために神さまが備えてくださった日であると作者は考えます。悲しむ
  ため苦しむため、悩むために、神さまが一日を備えておられると考える
  よりもはるかに励まされるものです。一日に起こってくる出来事の中に、
  楽しめる要素、喜べる点を見出すことは難しいでしょうか。簡単なこと
  ではないかもしれませんが、物事を見る視点が重要な決め手なのかもし
  れません。先のみことばの前には、イエス・キリストの十字架と関わり
  があると思われることが書かれています。十字架で死なれたイエスさま
  ですが、神の大能によってよみがえらされました。
 
       
 
  
イエスさまがよみがえられたその日は、神さまが設けてくださった特別
  な日です。それは後にも先にも同じ日はありません。イエスさまはよみ
  がえられただけではなく、ずっと一緒にいてくださるのです。それが土
  台にあるのです。ですから「楽しみ喜ぼう」という勧めにも、「そうさ
  せていただきますから、よろしくお願いします。」と応答できるのだと
  思います。
     
今日が心から楽しみ喜ぶ日でありますように




2023.5.22 テーマ<神の栄光、神の教え>   

  旧約聖書の中に「詩篇」というものがあります。昔も今も、多くの人々か
  ら親しまれ、愛唱されているものです。「詩篇」には、人の人生に起こる
  様々な問題が取り上げられており、古今東西、人間の本質や喜怒哀楽は全
  く何も変わらないことを思わされます。      

           
  
  詩篇19篇もとても素晴らしいもので、大切なことを教えられます。この
  詩篇は、「
天は神の栄光を語り告げ大空は御手のわざを告げ知らせる」で
  始まります。目を上げて澄んだ青空や夜空に輝き光る星々を見る時、そこ
  には創造主の働きがあると作者のダビデは言うのです。天体の規則正しい
  運行も創造主の力ゆえなのです。また、創造主なる神さまが与えてくださ
  った律法(教え)のすばらしさも告白されています。「
主のおしえは完全
  でたましいを生き返らせ主の証しは確かで浅はかな者を賢くする
」(7節
  
とあります。さらに、ダビデは「
あなたのしもべを傲慢から守ってくださ
  い
」(13節)と言います。さらに「私の口のことばと私の心の思いとが御
  前に受け入れられますように
」(14節)とも祈るのです。
 
       
 
  イエスさまはこの偉大なる神さまを、「
天にいます私たちの父よ」と呼び
  かけなさいと言ってくださいました。偉大な創造主は、愛と恵みに満ちた
  父として、私たちの祈りを聞いてくださるのです。何と幸いなことでしょ
  う。
使徒パウロのことばにも励ましを受けます。「何も思い煩わないで、
  あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたが
  たの願い事を神に知っていただきなさい
」 ピリピ4:6
 
 
 神と主イエス・キリストから恵みと平安がありますように




2023.5.15 テーマ<天に召された方々を想う>   

  私たちの教会では、5月21日に「召天者記念礼拝」を行います。今年は
  2週間にわたってフォトスタンドを置きました。コロナの前には、礼拝後
  には愛餐会を行い、召天者たちの思い出を自由に語ったのですが、コロナ
  はその機会を取ってしまいました。それでも毎年5月第3主日は「召天者
  記念礼拝」を行ってきました。召天者記念礼拝に意義を覚えるからです。      

              
  
  今年のフォトスタンドは30、昨年よりも3つ増えました。広いテーブル
  ではないので所狭しと並べられています。どの顔も微笑んでいます。穏や
  かな顔をされています。新約聖書の中に「
彼は死にましたが、その信仰に
  よって、今もなお語っています
。」ヘブル11:4 のことばがあります。
  すでに天に召されて、そのご遺骨を納骨堂にお預かりしてはいますが、毎
  日の生活の中で思い出すことはほとんどなく、年に一度、召天者記念礼拝
  があるからこそ、思い起こさせていただき、懐かしさや励ましがいただけ
  るのです。今年も在りし日のお顔を眺めさせていただいています。

       
 
  
聖路加国際病院で院長をされていた日野原重明先生はすでに天に召され
  ましたが、こう言われました。「いのちとはあなたが使える時間です」と。
  その与えられている時間をどう用いるか。生きている人たちからも、すで
  に天に召された方々からも、何よりも神さまと聖書から、私たちは生きる
  力と希望をいただくことができるのは幸いなことです。夏を思わせる日も
  ありますが、今は雨が降っていて、肌寒さも感じます。季節の花々は元気
  に咲いています。すべて生かされてあるいのちです。神さまの祝福の豊か
  さに気づかせてくださいます。
   
    幸いな一週間でありますように